四谷アート・ステュディウム-建築農業工作ゼミについて②

少なくともぼくらにはふたりの自分がいる。そうオツムとカラダだ。カラダ。泣いて生まれ食って寝て、泣いてもがいて死んでいく。お別れだ。それが運命。それが自然法則。物質循環。エントロピー。巻き戻せない時間の流れ。宇宙の原子への帰還。動物、霊長類、自然的存在としてのぼくらのことさ。 オツムはというとコトバやモノやイメージやその他アレコレ作って使って、さしあげたりいただいたり愛し愛されこの至福のときが永遠であれと願うものさ。それが運命を切り開く自由。記号や物や情報にマネー。社会法則。交換社会。それさえ飛び越えどこへ行く。巻き戻せる自由な存在としてのぼくら。生きるってこと、物質循環と社会的交換の途行きはかくも複雑ってことさ。本質的にそれはサバイバルだ。だからなんでもいつだって基本は手弁当。D.I.Y。でもしくみを知らないんじゃ七つ道具は揃わないぜ。衣着て飯を食らって家に住む。エレクトロニクスがそれをつなぐ。建築、農業、工作のことさ。

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