乳幼児の身体能力

何も、柔らかい筋肉を持って生まれたのは、世界のトップ選手だけではない。赤ちゃんは、みんな柔らかい筋肉をしている。そして、赤ちゃんは一年もしないうちにヨチヨチ歩きを始めるけれど、その頃は、たいてい、もも裏のハムストリングと、超一流の筋肉である腸腰筋を使って、立ったり歩いたりしている、センターもよく通っている。僕たちは、多少の違いはあるとはいえ、持って生まれた筋肉の柔らかさは、誰でもあまり変わらないと思っている。つまり、乳幼児のときは、大人になったときと比べると、その個人差は少ないと考えているだ。ところが、成長過程で、筋肉の柔らかさに、だんだんと差が出てくる。多くの人は自覚症状のないまま、徐々に全身の筋肉が硬くなっていく。その原因は、それこそ、たくさんあって、家庭や学校、仲間などの環境、姿勢の悪さや動きのクセ、ストレスなど、ありとあらゆるものが原因なんだと思う。その結果、赤ちゃんのときに柔らかかった筋肉が徐々に硬くなっていくと思うんだ。(高岡英夫著『ワールドクラスになるためのサッカートレーニング』p56)

前回のエントリーの続き。「ワールドクラスになるためのサッカートレーニング」の著者である高岡英夫さんが開発したトレーニングは「ゆるトレ」と名づけられている。このトレーニングの目標は柔らかい筋肉を作ることにあるのだが、柔らかい筋肉は、トップ選手だけが持って生まれたわけではなく、赤ちゃんのときは誰もが、持っていたものらしい。上記のyoutubeの映像を見るとそのことを実感します。潜在的にもっている身体能力を引き出すことで、園児の誰もが逆立ち、宙返りができるようになっています。驚きます。

コメントを残す