ねこの親子から考える

rimg0087.JPGうちの実家は、野良猫の溜まり場となっていて、毎日何匹もの猫が遊びに来ている。両親が、遊びに来た野良猫に餌をやるようになったのが始まりなんですが、子供が生まれたこともあり、数が増えている。中には、三代目の猫さえいる。。。。。それで、先週、仕事の都合で、実家に戻ったんですが、さらに一匹子猫が増えていた。去年の夏に、帰省したときには、子猫だった猫が、一年で人前になって、この夏、子供を生んだらしい。去年は、自分が、子猫でじゃれていたのに、今年は、自分の子猫にお乳をあげたり、餌を分けたりして、なかなか立派に親猫をやっている。上の写真、その様子。だけど、生まれてたった一年の猫が、キチンと子供を育てて、大人の振る舞いをするのは、驚くべきことだと思いませんか?1歳の人間が、赤ちゃんを産んで、子供を育てる、ということはまったく考えられませんが、なんで猫はそれを普通にすることができるのか。「本能」だといってしまえば、それまでなのだが、人間がまったくできないことを、猫は一年という限られた時間でどうやって覚えるのだろうか。ただ、一見すると、とっても不思議に思えるこんな猫の振る舞いも、身体の発達、というところに原因があると考えると、意外とすんなり納得することができるんじゃないでしょうか。確かに、「脳」や精神が、身体の運動をコントロールするという前提に立てば、脳に限られた情報しかインプットできない一年という限られた時間で、猫が大人の振る舞いをし始める理由を理解することができない。人間が、そうなるまでに、すくなくとも十数年はかかることと比較すれば、人間より猫の方が学習能力が高い、ということになってしまう。ねこのこんな能力も、すべて「本能」ということで片付けるしかない。しかし、身体が、精神を作り出すと考えに立てば、この猫と人間の違いも納得がいく。つまり、人間が大人の身体になるまでには、少なくとも、十数年かかる。一方、ねこは、半年で大人の身体に成長してしまう。そして、大人の身体から、大人の精神や振る舞いが生まれてくる、 と考えれば、一歳の猫が大人として子育てもきちんとこなせるようになるのに、人間は十数年もかかってしまうことに、矛盾がなくなる。相変わらず、高岡英夫さんの本を読んでいるんですが、ねこ親子をながめていて、高岡さんの身体が意識を作り出すという考え方に倣いながらそんなことを考えてしまった。

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