パソコン作業中の姿勢

「近くを見続けるパソコン作業は、ピントを合わせるのに重要な役割をする毛様体筋の緊張が続くため、ピント調整つ能力を低下させます。
それだけでなく、パソコン作業中は、まばたきの回数が極端に減ります。
まばたきには実は重要な意味があり、まばたきをすることで角膜が涙で潤い傷や障害から守られているのです。
そのため、まばたきを回数が減ると、ドライアイになりやすくなります。
ドライアイになって涙の分泌量が慢性的に減ると、感染症にかかりやすくなり、視力の低下もまねきます。
こういった状態を防ぐために重要なのはパソコン作業中の姿勢です。

まず大事なのが机と椅子の高さ。パソコンを打つとき、ひじが90度以上に保てる高さだと肩や肘、手首に負担がかかりません。
椅子はう座った時に、足首、ひざ、股関節が90度になる高さにし、深く腰掛けて背筋を伸ばしましょう。足がつかないなら台などを置いて調節してください。

また、パソコン画面はやや見下ろすような位置に来るように設定するのがベスト。見上げるのような高さに画面があると、目の開いている部分の面積が増え、涙が蒸発しやすくなって、ドライアイを招くためです。
目と画面の間は、40-50cmほど離すのがお勧めです。」
(本部千博著『自分で目をよくする本』p124)

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