Category Archives: Agriculture - Page 2
日本の耕地面積(平成20年)
土の物理性-固相、液相、気相
この円グラフは、土を固体の相、液体の相、気体の相に分けて、その割合をグラフ化したものだ。これを土の三相分布と呼ぶ(『土壌の基礎知識』)。 Read more »
土の性質-物理的性質、化学的性質、微生物的性質
(『土壌の基礎知識』前田正男、松尾嘉郎共著・農文協刊より)ここからわかるように、複雑な土の性質を分けてみると、物理的性質、化学的性質、微生物的性質に分けることができる。『土壌の基礎知識』によれば、物理的性質とは、土の堅さだとか、水はけの善し悪しだとか、通気性などのことをいい、化学的性質とは、土がアルカリ性や酸性になることや、鉄やアルミニウムの多い土は作物にリン酸が吸収されにくいなどのことをいい、微生物的性質とは、畑に施したアンモニアが硝酸に変化することや、水田に水を張ると作土が酸素不足の状態(還元)になることなどをいう。 Read more »
農業技術と農政
農業をよりよく知るにはどうしたらよいか。ぼくがおもうに、その接近の仕方には二種類ある。ひとつは、農業を技術という実際的な側面からみるというもの。ふたつめは、農政、つまり農業を農業政策や経済的な観点からみていくというもの。学問的にも、これらふたつは分けられているようだ。 Read more »
農業に関連して
Y.K.が農業について書き始めたようなので、僕もすこし農業に関連する話題について書いておきたいと思います。僕は、田舎の出身なので、農業は身近な存在でした。家は、畑や田んぼに囲まれていて、当然近所には農業に携わっている人たちも多かった。うちの実家は、農家ではありませんが、父が庭先の50坪ほどの畑で家庭菜園をやっていました。父は公務員だったので、ウィークデイは普通に勤めをして、土曜の午後や日曜日の休日の時間での畑仕事で、ジャガイモ、サトイモ、とうもろこし、かぼちゃ、なす、きゅうり、おくら、白菜、ねぎ、等々、たくさんの品種をすこしづつ、家族が食べるだけの野菜を作ってくれていました。ただ、苗木や肥料などの費用が意外とかかるので、父の畑仕事が家計の助けにはなっていなかったようですが。それでも、母は、朝食の味噌汁をつくるのに、まず畑に菜っ葉や豌豆、なす、などの野菜を畑に採りに行くことから始めていましたし、夏には、畑からきゅうりとトマトを採ってサラダを作っていたので、これ以上にない新鮮な野菜を食べていたといえます。子供だった僕が畑仕事に、それほど多く関わったわけではありませんが、休日にジャガイモ掘りを手伝ったり、夏休み中に日課として畑の草むしりをさせられた記憶はあります。あと、子供の頃を思い返せば、田んぼでおたまじゃくしや蛙を捕まえたり、栗林にクワガタを採りに行ったり、あるいは水田に水を引くために作られた貯め池に釣りに行ったりと、農業に関わるものを利用して遊んでいたことになります。ですが、農業や畑仕事に興味をもつことはほとんどなかった、というのが正直なところです。今考えれば、新鮮な野菜を食べられるなんて、とても贅沢なことですが、田舎で生活していた時に、それを贅沢なことだと思ったことは一度もありません。。。。。農業について、興味を持ち始めたのは、つい最近のことなんですね(^^;)
農業の頃-1
こんにちは、L.T.です。PACEのブログには何を書くのがふさわしいのだろう、なんておもっているうちにすっかり日が経ってしまいました。書くとすればアートのこと、音楽のこと、社会のこと…いろいろあります。しかし、ここでまず触れるにふさわしいのは、やはり農業体験のことでしょう。というわけで、週に一度か二度、あるいは二週間にいっぺんくらいは、そのことを書くことにします。ぼくがお世話になったのは、埼玉県大里郡花園町のさる農家さんでした。今では花園町は深谷市に合併されたとおもいますが、深谷市と言われてもなんかピンときません。深谷市は深谷ねぎで有名な深谷市のことですが、お世話になった農家さんはむしろ寄居町の近くにあったのです。寄居町は、池袋から出ている東武東上線の終点「寄居」があるところです。関東平野の縁、そしてそこから秩父山脈がはじまるロケーションとしては申し分ないところなんです。観光地として有名な長瀞もすぐ近く。荒川の源流が心を洗ってくれます。新規就農を志す人にはよく知られた小川町はそのとなりにあります。池袋から寄居までは急行でおおよそ1時間30分くらい。だから、たまに都会に出て友人と会うこともできる。もっともぼくの居た場所は、その寄居ではなく、ローカル線の秩父鉄道に乗り換えて一駅目の「桜沢」か二駅目の「小前田」で下りて、30分くらい歩いたところだったから、まあ池袋までは2時間30分くらいはかかりましたけどね。けれど、この秩父鉄道がまた実にいい電車でした。いずれそのことも書きましょう。農家から駅に行くまでのあいだも美しい里山を眺めながら歩いたものでまったく苦にはなりませんでした。今ではあの穏やかな時間がとても懐かしい。ぼくはそんな土地で新規就農を目指し、住み込みで農業をで覚えようとしたというわけです。